二者面談に行ってきましたよ。
親と先生だけで、子供のことをオトナ目線で話し合うアレですよ。
ちなみに、アイさんは
わかってるんだかわかってないんだか、わからない
って言われました。どっちやねん。
いや、まじめな話ですけどね、ケイはクチが達者でそれを個性と見るか欠点と見るかっていうね、親ですら決めかねてているわけですよ。肯定も否定もできないんですよ。
今3年生ですけどね、1年と2年のときの先生は「否定派」でした。でもね、それでもいいんですよ。だって、先生も間違っていないんですから。
あげ足ばっかりとって困る、ってね、確かにそうでしょうよ。授業の、ちょっとした脱線の雑談中ならそれもいいけど、年がら年中じゃ、そりゃ迷惑でしょうよ。ケイだけの先生じゃないんだから。ケイと1対1で授業してるんじゃないんですから。
お友達の発言を横取りしてしまう、ってのもね、本人は引っ込み思案のお友達を代弁しているつもりなんでしょうけどね、引っ込み思案の子がね、たどたどしくったてね、勇気を出してやっと挙手したんだから、その発言の機会を奪っちゃダメでしょうよ。
だから、それはそれでごもっともな話なんですよ。
こういうときにね「ウチの子を否定された!」とか言ってね。教育委員会に怒鳴り込んでいく人もいるみたいですけどね、怒鳴り込んで行く前に一度考え直してみるといいですよ。
「ウチの子」のね、否定されたところ、それはね、クラスの中、ひいては公共の中にあって、とるにふさわしい態度だったか、「ウチの子」以外の子がね、同じことをしても微笑を浮かべて見守っていられるか、そういう風に考えてみるといいですよ。すると、たいていは「NG」ですから。
それがね、今年の先生は「肯定派」だったんです。
あげ足取りのことはね、「あげ足を取れるのはアタマの良い証拠です。私がスキを見せなければいいんです。ケイちゃんと頭脳戦するのは楽しいです」って。発言の横取りのこともですね、「内容が、注目されたいだけの2番煎じだったら注意します。お友達の発言についての補足だったり、自分なりの解釈を言っているのなら、それはむしろ褒めるところです」ですって。「ただ、発言の途中で入ってきたら、それは注意しています」だ、そうです。ま、そりゃそうだ。
こういう先生だからですかね、ケイも今年の先生、大好きなんですよ。大好きな先生だから、つらそうにしているところを見て、自然と手が出たのかな。力になりたい、って思ったのかな。
じゃあ、アレだ。
私も、ケイがうるさくても怒ったりしないで、会話を楽しむようにしてあげれば、ちったあ手伝うようになるのかしら。