ケイさんの親子性教育教室っていうのに行ってきましたよ。
3年生なのに性教育かよー・・・って思う方もいらっしゃるでしょうが、ソッチ方面じゃなくて。
出産のメカニズムをですね、近所の大学病院に勤務する助産師さんが説明しにきてくれるっていうね、アッチ方面の話なんですわ。
で、何が狙いかっていうとですね、命を授かることの素晴らしさを理解してもらい、自分や他人の命を粗末にするような子にはならないように、っていうね、そんなカンジらしいです。
ケイちゃんへ。生まれてきてくれてありがとう。パパとママより。みたいな手紙も書かされちゃってですね、気恥ずかしいったらありゃしないですよ。
でもね、数年前にまったく同じ内容で、3年生のアイさんに手紙書いたり学校行って話聞いたりしてるんですよ。
正直、もうお腹イッパイなんです。ホント、すみません。
そんで、失礼ながら「これで狙いどおりなの?達成なの?」って思っちゃったんですよ。
だって・・・・・・
ウチの子、話全然聞いて無かったんですものっ(>_<)
お話の一番最初にね、5×3センチくらいの色画用紙にですね、小〜さい小〜さいアナがあけてあるヤツが配られたんですよ。ホント、光のほうにかざして、やっと見えるくらいのアナです。
そのアナの大きさがね、卵子の実際の大きさなんですって。
「キミたちは、一番最初はこんなに小さかったんだよ。それが、たっくさんの愛情と手助けでここまで大きくなったんだね」っていういようなことをね、言ってました。助産師さんが。いい話です。
でもね、その紙もらった途端にですね、ケイさんの興味は「アナ」に釘付けでした。
アッチにかざし、コッチでかざし、お友達の紙と交換したり、曲げたり折ったり、ニオイかいでみたり、あおいでみたり。
・・・・・・最後は噛んでました。
なんでだろう・・・・ちゃんと話を聞いている子もいるのに・・・・なんでウチのケイさんはいつもいつも「話を聞かない子」なんだろう・・・・
なにをどうしたら・・・・どう言ったら・・・・「話のわかる子」になってくれるんだろう・・・・・
アナの何がそんなに惹かれるんだろう?角度によって見え方が違うのが、そんなにオモシロイことなんだろうか?
隣のお友達のものと、違いがあるのかないのか、それはそんなに重要なことなんだろうか?
紙なんだから、曲がったり折れたりするのは珍しいことじゃないよね?むしろあたりまえのことだよね?
いいニオイがしたかい?ヘンなニオイだったかい?でもそのニオイは多分、紙とインクのニオイだよね?それ以外のニオイはしないと思うよ?
あとね、もうね、わかってますから。私もね、見てましたから。だってわが子ですもの。
もう3年生だっていうのもね、わかってます。だって私が産んだんですもの。
だからね、もうね、ホントにね、切なくなるから、もう勘弁してください。
「ケイちゃん、あいかわらず全然話聞いてないね(笑)」
って言うのは。